”使える!” 話術の理屈 ~基本編~

会話 Communication

学生・社会人問わず、人と話すのが苦手、大勢の前で話すなどもってのほかという人は結構いるもので、僕もその一人でした。

人として生活していくうえで欠かせないにもかかわらず、まともにやり方を教えてくれない「コミュニケーション」。

この記事ではそんな話術の基本をお伝えします!

今の自分の状況と立場

今の自分が学生なのか、社会人なのか、話し相手が上司なのか部下なのか、同級生なのか、同僚なのか、お客様なのか、自身の状況と立場によって話し方や話す内容を変える必要があります。

それぞれの立場に合わせて下記で解説していきます。

同僚・同級生

自分と同じ立場の人に話しかけるのは敬語など気にする必要がないため最も難易度が低く、レベルアップにもってこいの相手です。

自分から話しかける場合、5通りの話しかけ方があります。それぞれ見てみましょう

1. 業務的会話

これはわかりやすいでしょう。

「今日までの課題の○○やった?」「そういえば、今日の業務明後日までだってよ」などなど、

共通となる課題に対しての進捗状況の確認などをします。そこから広がる話もあるでしょう。

2. 協調的会話

突然ですが、英語の「Like」の”好き”以外の意味を知っていますか?

実は好き以外にも”似ている”という意味があります。自分と似ているからこそ好きになるということですね。

同じように、「え、このゲームやってんの?俺もやってる!」「それって、あそこのお店のスイーツだよね!?すごいおいしいやつ!」「この時は、こういう風にやったほうが簡単だよ、私も入社したばっかの時知らなくてさー」なんて会話です。

相手と自分の共通点を見つけて話しかけてみる。もしくは、「私も興味あるんだよね」と、教えてもらう立場に回るのもいいでしょう。

3. 主体的会話

これはおいおい身に付けていくのがいいでしょう。

要は、自分から会話の流れを作ることです。「○○のサークル一緒に入らない?」「○○の案件一緒に取ろうよ」なんてやつです。

自主的に何かを誰かに誘える度胸がつけば、自然とできるようになります。

4. ギャグ的会話

突っ込まれること前提の話です。

例えば、「え、このアニメ知ってんだ!?俺知らない!」「あぁーヤバイ、この仕事昨日のうちに終わらせてあった矢」なんて会話です。

多用しすぎるとうっとうしいですが、会話が思いつかないときや、最初の話しかけに困ったときなどに活用するといいでしょう。

5. 話題的会話

一番当たり障りなく話しやすいかと思います。

「昨日のニュースの○○見た?」「そういえば、明日から○○が発売されるってよ!」といった、一般化された情報をもとにした会話です。

「会話といえばこれ!」と思い込んでいる人も多いかと思いますが、これは会話のほんの一部だということが分かったのではないでしょうか。

上司や先生などの目上の人

目上の人には敬語を使う必要がありますが、そこまで過敏になる必要はありません。

敬語を使おうとする姿勢が見えれば、多少間違えていても、軽く教えてくれて終わります。

敬語を使おうとする姿勢とは「語尾」のことです。ですます口調になっていれば十分です。それ以上のことは、周りが教えてくれます。それは恥でも何でもない、ただのレベルアップです。

目上の人との会話で重要なのは語尾ともう一つだけです。

もう一つとは「関心」です。

何かを話したら、自分に話しかけているわけでなくても、関心を持って対応をします。

「昨日の商談大変だったよ」なんて話し出したら、「何の商談をしたんですか?」と聞くだけです。相手の話に関心を持って、話の内容を掘り下げるようにしましょう。

後輩

後輩は好かれるような話し方をするのではなく、「嫌われないように気を配る」ことが重要です。

自分から積極的に話しかけるのではなく、ことあるごとに褒めてあげる、才能や能力を認めてあげる、ひたすらこの繰り返しです。

もしあなたが目上の人に話しかけられまくったら、気疲れしてしまいますよね。それと同じで、程よい距離感を保っていきましょう。

好感度の重要性

相手と話すときは好感度も重要です。好感度が高ければさらに友情が深まる会話でも、好感度が低いと、嫌われる会話になる可能性があります。

例えば、「やる気ないなら帰っていいよ(笑)」と言った場合、好感度が高ければ、「言いすぎじゃね?(笑)」となっても、好感度が低いと「は?なんでお前にそんなこと言われないといけないの?」と、なってしまうかもしれません。

相手を傷つける可能性のある内容をネタとして発言できる見定めは難しいものです。

最初のうちは、相手がネタとして言ってくるようになったらこちらも言って大丈夫だと判断するとよいでしょう。

まとめ

様々な解説をしてきましたが、自転車に乗れるように取扱説明書を読むよりも、それを踏まえて実際に自転車に乗ることで上達していきます。

コミュニケーションでも、この記事を読んで、また別の記事も読んで、、、とやるよりも、この記事を踏まえて実際に実践してみることが唯一コミュニケーション能力をレベルアップさせていく道です。

的外れなことを言っても、1か月もたてば忘れるものです。皆さんも、友達や同僚が1か月前の雑談で何を言ったかなんてほぼ覚えてないですよね。

何もしないくらいなら実際に話しかけてみましょう!

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